6月の誕生石と言えば真珠「宝石の女王」とも呼ばれ、「月のしずく」あるいは「人魚の涙」というロマンチックな呼び名もあります。



真珠(しんじゅ)あるいはパール(Pearl)は、貝から採れる宝石の一種である。

真珠は貝の体内で生成される生体鉱物である。貝の体内に入った異物を核として、カルシウムの結晶(霰石)と有機質層(主にタンパク質)が交互に積層し、真珠層が形成される。この有機質の薄層と霰石の薄層が干渉色を生み出し、真珠特有の虹色が生じる(→遊色効果)。

また、有機質層の厚さや色素の含有量などによって真珠の色味が決まる。 真珠の重量の計量単位には、養殖真珠の産業化に成功したのが日本であったことから、日本の尺貫法の単位である匁(3.75グラム)や貫(3.75キログラム)が用いられるが、グラム、カラット(200ミリグラム)やグレーン(通常は約48ミリグラムだが、真珠の計量については50ミリグラム)も用いられる。真珠の大きさの単位はミリであるが、真珠のネックレスの長さは業者間の取引では主にインチが使われている。

真珠は6月の誕生石とされている。冠婚葬祭のいずれの場面でも使える便利な装飾品であるが、汗が付いたまま放置すると真珠特有の光沢が失われるので、使用後の手入れが大切である。

天然では産出が稀であり、加工が容易で美しい光沢に富むため、世界各地で古くから宝石として珍重されてきた。また、その希少性から薬としての効能を期待し、服用される例がしばしば見られる。日本でも解熱剤として使用され、現在も風邪薬として販売されている。

エジプトでは紀元前3200年頃から既に知られていたと言われるが、宝飾品として、あるいは薬として珍重されるようになったのは後の時代である。クレオパトラが酢に溶かして飲んでいたことは有名である。世界の他の地域でも、中国では紀元前2300年頃、ペルシャで紀元前7世紀頃、ローマでは紀元前3世紀頃から真珠が用いられていたという記録がある。

日本においても、日本書紀や古事記、万葉集にすでにその記述が見られる。万葉集には真珠を詠み込んだ歌が56首含まれる。当時は愛媛県宇和海や三重県英虞湾でアコヤガイから採取されていたが、日本以外で採れる真珠に比べ小粒だった。

養殖真珠の歴史も古く、13世紀の中国などで既に行われているが量産することは難しかった。日本では、1893年に箕作佳吉の指導をうけた御木本幸吉が英虞湾神明浦で阿古屋貝の半円真珠の養殖に成功し、1905年英虞湾の多徳島で真円真珠の養殖に成功した。それ以来、英虞湾、宇和海、長崎県対馬などで養殖が行われている。真珠養殖が始まってからほぼ百年が経過したが、1996年頃から始まったウイルス感染症によるアコヤガイの大量斃死現象や真珠摘出後の廃棄貝、および諸々の排水による湾の富栄養化などの要因から、生産性は低下している。

真珠の種類

本真珠とは本来鮑玉(アワビの内部に形成される真珠)の事を指すが、現在は鮑玉に加えアコヤガイ(Pinctada fucata martensii)の真珠を指す。本真珠以外にも、貝の種類によりさまざまな真珠がある。

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南洋真珠
シロチョウガイ(白蝶貝、Pinctada maxima)から産する真珠、主に、オーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマーで養殖されている。オーストラリア産の南洋真珠は青みがかった色を呈することが多い。一方、フィリピン産は黄色・金色の珠が多い。近年ではあまり見られなくなったが、真円真珠の養殖が終わった老貝で半円真珠を生産することもある。

黒蝶真珠(黒真珠)
クロチョウガイ(黒蝶貝、Pinctada margaritifera)から産する真珠。主にタヒチ(仏領ポリネシア)、沖縄で養殖されている。タヒチで生産されるものは南洋真珠に分類されることもある。また、他の真珠を染色処理し、黒真珠と呼んでいるものもある。

マベ真珠
マベガイ(マベ貝、Pteria penguin)から産する真珠。主に香港、台湾、インドネシア、奄美大島で養殖されている。主に半球形であるが、近年では養殖技術の向上で、球形も少量であるが産出される。真円の核を挿核して真円の真珠を作ることが難しいため、半円の核を貝殻の内側に貼り付けて半円形の真珠を作る。

淡水パール
イケチョウ貝やカラス貝といった、淡水生の貝の中に出来る真珠は淡水パール(淡水真珠)と呼ばれる。現在流通している淡水パールのほとんどは養殖によって生産されている。養殖の際に、母貝内に外套膜片のみを挿入し、核を挿入しないことから真珠が真円には育たず、ライス型やドロップ型といったさまざまな形状の真珠が得られる。その色も、オレンジや紫など多岐にわたる。淡水パールのうち、粒が小さく安価なものはビーズとして使用される。近年では核を挿入して10mmを超える大玉も産出されるようになった。アコヤガイや他の真珠と同様の核を使う場合と、小玉の淡水真珠を使う場合とがある。

コンクパール
西インド諸島のカリブ海に生息する巻貝であるコンク貝(Strombus gigas)から産する真珠。珊瑚のようなピンク色(他に白、黄、茶などもある)をしており、火焔模様が見られるのが特徴である。コンク貝は巻貝であり、人工的に核を挿入することが不可能であるため、コンクパールは100%天然の真珠である。また、コンク貝そのものが現地では貴重なタンパク源として食用とされており、積極的にパールが採られている訳ではないことから希少とされている。なお、コンクパールは真珠層真珠ではなく、稜柱層から成る真珠である。

その他の貝の真珠
基本的に、真珠層を持つほとんどの貝は真珠を産することが可能である。非常に稀であるが、例えばハマグリやアサリなども真珠を産する。

模造真珠 プラスチックパール
真珠を模したプラスチック球。軽く、表面は真の真珠層ではないために汗などに強い。

貝パール
養殖真珠の核に、人工的に真珠色の塗装を施したもの。



posted by 季節 春夏秋冬 旬 at 15:19 | Comment(0) | TrackBack(3) | 春夏秋冬 旬の花

メロンは「安心して栽培でき、安心して食べることができる」ということから「アンシンデスメロン」となり「アンデスメロン」になったそうです。また、「プリンスメロン」は日本の皇太子ご成婚にちなんだネーミング!?



 メロンが出荷の最盛期を迎えていますね。メロンにはアールス、アンデスなど果皮に網目のあるネット系とプリンスなど網目のない品種がありますが、最近ではネット系に人気が集まっていますよ。

中でもアンデスメロンは価格が手ごろなことからスーパーでは主力となっています。アンデスメロンと言いますとアンデス山脈で作られたと思われがちですが、全く関係がなく、このメロンを作ったのは日本人です。「安心して栽培でき、安心して食べることができる」ということから「アンシンデスメロン」となり、略して「アンデスメロン」になったそうです。また、「プリンスメロン」は日本の皇太子ご成婚にちなんだネーミングだそうです。

選ぶ際は、ネットメロンの場合はネットが細かく均一にたくさん張ったものが良品であり、同じ大きさなら重みのあるものを選ぶのがポイント。買ってから数日間室温で保存し、食べる2時間ほど前に冷やすとより美味しくなるそうですよ。

メロン(甜瓜、英名:melon、学名:Cucumis melo L.)は果実を食用にするウリ科の一年生草本植物。北アフリカや近東地方の原産であり、通常Cucumis melo L.の西方に伝わった品種群をメロンと呼び、東方に伝わった品種群を瓜(ウリ)と呼ぶ。日本のマクワウリなどもそのひとつである。また、古い時代に渡来して雑草化したものは「雑草メロン」と呼ばれ、西日本の島嶼部などに自生している。

日本語の野菜と果物の区別は本来草本か木本かによるため、草本に実るメロンは野菜に分類されるが、強い甘味を持つため果物としての食べられ方をしている。英語の vegetable と fruit の区分は日本語とは異なるので、野菜であってなおかつフルーツでもある。なお、今日の日本語の生活感覚ではむしろ、果物は英語のフルーツに対応した語に変貌しているので、果物として扱われることが多くなっている。

日本では高級な贈り物の代名詞となっているが、米国では安っぽい物という真逆のイメージを持っている。

果実は多くの場合球形で、中心部に多数の種子を含む。表面は白、緑色、黄色などで、ネット(網目)が生じるもの(ネットメロン)と生じないもの(ノーネットメロン)とがある。

ネットとはかさぶたのようなものであり、果実の成長期での果肉と表皮の伸長率のずれによって生じるひび割れを塞ぐ役割をする。

夕張市(北海道) - 夕張メロン
富良野市周辺(北海道) - ふらのメロン
北竜町(北海道)
三笠市(北海道) - 三笠メロン
共和町雷電(北海道) - らいでんメロン
安平町(北海道) - アサヒメロン
むかわ町穂別(北海道) - 穂別メロン
七里長浜(青森県)- つがりあんメロン
庄内地方(山形県)
鉾田市(茨城県) - メロンの出荷量が日本一
旭市飯岡(千葉県) - 飯岡貴味メロン
静岡県 - 静岡クラウンメロン
渥美半島(愛知県) - 渥美メロン
志摩市浜島町(三重県) - 南張メロン
益田市(島根県) - 益田メロン



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栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれている「青ジソ」が旬を迎えます。


刺し身のつまや冷ややっこなどの薬味に使われ、初夏の食卓に彩りを添えてくれる「青ジソ」。

これから夏にかけて旬を迎えます。

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 シソは漢字で『紫蘇』と書き、中国では人を生き返らせる力のある植物とされています。強力な殺菌作用があり、防腐効果はよく知られていますが、最近では抗アレルギー効果が注目されています。

 栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれています。砂糖と水で煮出し、薄めて飲むと疲れを和らげる効果もあるそうですが、「人を生き返らせる力がある紫蘇(シソ)」、疲労を感じたときは試してみる価値がありそうです。

シソの香気成分と防腐効果
 シソ(紫蘇)の名の由来は、「食あたりを紫の草で蘇らせる」からだとされ、シソには優れた効用のあることが古くから認められていました。シソ香気成分は紫蘇油と言い、主にペリルアルデヒド(青紫蘇に多い)、リモネン、ピネンからなり防腐効果があります。
 

シソの利用法と選び方

 (a)芽ジソ:発芽間なしの幼植物で、使う前に軽く水に浸し、水切り後、赤紫蘇のムラメ(赤芽)は白身の、青紫蘇のアオメ(青芽)は赤身の刺身のつまとして盛り付けます。

 (b)穂ジソ:赤茎を軽くしごいて、穂をノゾキの醤油に散らして、刺身やアライに漬けて食べます。花が咲いていない茎のしっかりして、穂先が黒ずんでいない、萎びていないものがよい。一部が実になったものは束穂と言い、天婦羅、佃煮に使い、さらに充実した実は各種の漬物に使います。

 (c)花穂ジソ:花茎のうち30%ぐらいまで開花したものを花穂と呼びます。

 (d)葉ジソ:青シソの葉は刺身の添えに、天婦羅に、刻んで麺類の薬味に、手巻寿司の巻き物に、赤シソの葉は梅・ショウガ・チョロギ等の色つけ、フリカケやお菓子に使われます。
  一般に、つまものは鮮度が生命なので、長く保存しないことです。

青紫蘇
葉や花を香味野菜として刺身のつまや天ぷらなどにする。青紫蘇の葉は野菜としては「大葉(おおば)」とも呼ばれる。

赤紫蘇
梅干しなどの色づけに使う。また葉を乾燥させたものは香辛料として(特に京都で)七味唐辛子に配合されることもあるほか、ふりかけなどにも用いられる。また、熟さない実を付けた「穂じそ」花が開き掛けの「花穂じそ」も刺身のつまに用いることがある。箸または手指で茎からこそげ落として使用する。

漢方医学では、主に赤紫蘇の葉を「蘇葉」(そよう)または「紫蘇葉」(しそよう)といい、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬物、精神を安定させる目的もある)として半夏厚朴湯や香蘇散に配合される。(日本薬局方では、狭義のシソまたはチリメンジソ(学名P. frutescens var. crispa f. crispa)の葉及び枝先を「蘇葉」としている)、成熟した果実を「蘇子」(そし)といい、咳、喘息、便秘などの治療に用いる。

シソの葉はロズマリン酸という成分を含み、アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されている。

posted by 季節 春夏秋冬 旬 at 13:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 春夏秋冬 旬の花

五月雨の降る頃の夜の闇のことを五月闇(さつきやみ)という。梅雨の晴れ間のことを五月晴れ


2日土曜日に、九州南部が平年よりも3日遅れ、昨年よりも6日遅れで梅雨入りとなりました。一方、入梅を前にした滋賀県などでは、収穫時期を迎えた麦の穂が黄金色に輝く「麦秋」の季節を迎えています。
 
 一時消滅しかかった日本の麦作は振興施策により少し回復しましたが、昔はお米の裏作として麦を作っていた農家が今よりたくさんあったそうです。水が張られた田んぼの緑と、黄金色に輝いた麦畑のコントラストは、目にも鮮やかな情景です。

 「一日(ひとひ)一日 麦あからみて 鳴く雲雀(ヒバリ)」芭蕉
 

ところで、ホトトギスの「特許許可局」、ウグイスの「法、法華経」のように、鳥の鳴き声を人の言葉に置き換えて表現することを「聞きなし」といいます。

他にもホオジロは「一筆啓上つかまつり候」、ニワトリは「コケコッコー」や「東天紅」、メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」、ツバメは「土喰うて虫喰うて渋い」、コジュケイは「ちょっと来い」、キジバト(山鳩)は「デ、デ、ポッポー」あるいは「鉄砲、鉄砲」、セダムシクイの「焼酎一杯ぐいー」などなど。

梅雨とは
北海道と小笠原諸島を除く日本や朝鮮半島南部、華南や華中の沿海部において見られる特有の気象で、5月から7月半ばにかけて毎年めぐってくる、雨の多い期間のこと。梅雨の時季が始まることを梅雨入り、梅雨が終わって夏になることを梅雨明けと言い、日本では、各地の地方気象台・気象庁が梅雨入り・梅雨明けの発表をする。

雨季がある土地は世界中に多くあるが、梅雨はそれほど雨足の強くない雨が長期に亘って続く点に特徴がある。

梅雨の原因は?

春から夏に季節が移り変わる際、大陸の冷たい高気圧を太平洋の暖かい高気圧が押し上げようとする。この性質の違う二つの空気がぶつかる所は大気の状態が不安定になり、梅雨前線(ばいうぜんせん)が発生する。梅雨前線の活動が太平洋高気圧の勢力拡大によって弱まるか、日本海側に押し上げられ、今後前線の影響による雨が降らない状況になったとき、梅雨が終わる。

ただし、梅雨前線が停滞したまま立秋を迎えると、梅雨明けの発表はなされなくなる。しかしこの場合でも翌年には通常通り「梅雨入り」を迎えるが、「梅雨明けがないまま一年を越して重畳的にまた梅雨入りとなる」とは考えられていない。

一般に北海道に梅雨はないと言われるが、これは梅雨前線がおもに本州上に停滞することや、梅雨の終わりには前線の勢力が衰え、北上する速度が非常に速くなっていることから、北海道で梅雨によると思われる降水が観測されないことが多いからである。

東北地方では年によっては梅雨明けの発表がなされないこともあり、これによって東北地方の夏は実は北海道よりも短いといわれている。そのため、北海道の中でも比較的温暖な道南(函館など)と、本州の北端に位置する青森県下北・津軽地方とでは夏の長さが極端に異なる。

小笠原諸島は初夏より太平洋高気圧に支配されて梅雨前線が近づけず、真夏の空気に包まれる為、こちらも梅雨がない。ただし、真夏の空気に包まれる期間が長い分、台風が襲来しやすい。


菜種梅雨

主に3月下旬から4月上旬にかけての、連続した降雨を「菜種梅雨」と言う。菜の花が咲く頃に降るためこの名前がある。梅雨のように何日も降り続いたり、集中豪雨を見る事は少ないが、やはり曇りや雨の日が多く、すっきりしない天気が何日も続く事が多い。 冬の間、本州付近を支配していた大陸高気圧の張り出しや、移動性高気圧の通り道が北に偏り、一方で、その北方高気圧の張り出しの南縁辺に沿って、冷湿な北東気流が吹いたり、本州南岸沿いに前線が停滞し易くなる為に生ずる。

そのときには南岸に小低気圧が頻繁に発生し易くなるのも、また特色である。その為、西〜東日本太平洋沿岸部にかけていう場合が多く、北日本にはこの現象は見られない。 近年は、暖冬傾向及び、温暖化の影響もあり、菜種梅雨が冬に繰り上がるきらいがあり、気候の変動が懸念される面もある。例としては、1990年(平成2年)2月は月の後半を中心に曇雨天続きで、東京での同・月間日照時間は僅か81時間しかならず、大暖冬を象徴するかの様だった。

また、1985年には3月は月全体を通して関東以西の太平洋側地方では冷たい雨の連続で、東京では同年月での快晴日数は0(梅雨期である6&7月を除いては初のワースト記録)、日本気象協会発行の天気図日記では「暗い3月」と評される程であった。その他、1988年(昭和63年)、1991年(平成3年)、1992年(平成4年)、1995年(平成7年)、1999年(平成11年)と3月が比較的長いこと曇雨天が持続した影響で、月間日照時間は北日本除いてかなり少なかった為、20世紀末にかけての3月は、「菜の花の上にお日様無し」、「行楽受難・鬼門の月」、「花見には 傘など雨具が 必需品」、「卒業式、終業式はいつも雨」などと不名誉なレッテルが貼られたこともあった。

その他、2002年(平成14年)、2006年(平成18年)には2月おわりから3月月初めにかけて、南岸前線が停滞したり、朝晩中心に雨の降り易いすっきりしない空が続いて、お天気キャスターの一部では「菜種梅雨の走り?」と評されたりもした。

走り梅雨

主に5月下旬から、梅雨本番前ぶれの様に雨が降り続く状態を言う。ちょうど、その時期が卯の花が咲く頃にあたり、卯の花を腐らせるような雨ということから、卯の花腐し(くたし)とも呼ぶことがある。「走り」とは、「先駆け」を意味し、「走り梅雨」とは、梅雨に先駆けて降り続く雨と解釈することもある。

「梅雨の走り」ともいう。沖縄など南西諸島の梅雨期にあり、南西諸島付近にある梅雨前線が一時的に本州南岸沿いに北上したときに多く見られる。又、オホーツク海高気圧が5月前半に出現した場合に、北東気流の影響を受け易くなるため、関東以北の太平洋側で低温と曇雨天が長続きすることがある。

その他、メイストームなど、日本海や北日本方面を通過する発達した低気圧の後面に伸びる寒冷前線が本州を通過して、太平洋側に達した後、南海上の優勢な高気圧の北側に沿って、そのまま停滞前線と化して、太平洋側、主に東日本太平洋沿岸部でしばらくぐずつき天気が続くケースもその類いである。

posted by 季節 春夏秋冬 旬 at 09:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 春夏秋冬 旬の花

あじさいの名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。


また漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花(ライラックか?)に名付けたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったと言われている。

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あじさいに燕(葛飾北斎・画)

アジサイ(紫陽花)は、アジサイ科 アジサイ属の植物の総称。学名はHydrangea、「水の容器」という意味。学名のままヒドランジアあるいはハイドランジアということもある。原産地は日本。

いわゆる最も一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、日本原産のガクアジサイ Hydrangea macrophyllaを改良した品種である。

花の色は、助色素というアントシアニンの発色に影響を与える物質のほか、土壌のpH濃度、アルミニウムイオン量によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる。日本原産の最も古いものは、青色だという。花はつぼみのころは緑色、それが白く移ろい、咲くころには水色、または薄紅色。 咲き終わりに近づくにつれて、花色は濃くなっていく。


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アジサイ属の野生種としては、日本には以下のようなものがある。

まず、次の種がアジサイの原種と栽培種であるが、野性でも変異が多い種である。

ガクアジサイ H. macrophylla Sieb. f. normalis (Wilson) Hara
アジサイ f. macrophlla
セイヨウアジサイ f. hortensia
ヤマアジサイ(サワアジサイ) H. macrophylla subsp. serrata (Thumb.) Makino
アマチャはこの変種
エゾアジサイ subsp. yezoensis (Koidzumi) Kitamura
全くの別種になるのが以下のものである。

ヤハズアジサイ H. sikokiana Maximowicz
タマアジサイ H. involucrata Sieb.
以下の種はアジサイの名を持つが、装飾花を持たない。

コアジサイ H. hirta (Thumb.) Sieb. et Zucc.
また、アジサイの名を持たないが、以下の種はアジサイ属で、よく似た花をつける。

ガクウツギ H. scandens (L. f.) Seringe
コガクウツギ H. luteovenosa Koidzumi
ノリウツギ H.paniculata Sieb.
つる植物となるものもある。

ツルアジサイ(ゴトウズル) H. petiolaris Sieb. et Zucc.
イワガラミ Schizophragma hydrangeoides Sieb. et Zucc.(ツルアジサイに似るが、装飾花が一弁)
このほか、草本でアジサイ様の花を咲かせるものにクサアジサイ(Cardiandra alternifolia Sieb. et Zucc.)がある。

別名“四季の寺”と親しまれている名刹
http://www.hondoji.com/

posted by 季節 春夏秋冬 旬 at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 春夏秋冬 旬の花

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